うなぎの漁法

うなぎの伝統的な漁法を紹介しましょう。まずは、延縄漁法(うなぎなわ、なわ、はり)というものがあります。
餌をつけながらの投入作業し、1メートル位の間隔で200~1000メートルの幹縄に枝針をつけ、夕方に仕掛けて、数時間後から翌朝に捕りこむ漁法です。
漁を行う場所によって、その場所のうなぎが常食としている餌が違いますから、釣り鉤につける餌もいろいろです。
穴シャコを餌にするシャコ縄、エビを餌にするエビ縄、ワカサギを餌にするワカサギ延べ縄、ミミズやヒルを餌にするミミズ縄などがあります。
現在の天然うなぎ漁でももっとも漁獲量があり、ポピュラーな漁法とされています。「コロバシ」は、一般に言われる餌筒の一種です。
竹で編んだ長さ70cm、直径5~7cmほどの筒の内側に一度入ったうなぎが逃げられないように、コジタとかモドラズなどと呼ばれる返しが付いています。
この筒の中に餌としてミミズやオイカワなどを入れて、夕方、水中に仕掛け、翌朝引き上げるという漁法です。
操業には、80~100ほどの筒が仕掛けられますが、場所によっては板を打ち合わせた細長い木箱(箱モジ)を用いるところもあるそうです。
「石漬け」は、干潮時に水深が50cm程度となる浅い場所に穴を掘って、そこに直径15~20cmの石を高さ1メートルくらいにまで積み上げて、その中に入ったうなぎをうなぎ鋏で挟んだり、網で巻いて獲る漁法ですが、石グロとかアナグロとも呼ばれています。
「柴漬け」は、1メートルほどの木の枝を束ね、これを水の中に漬け込んで1昼夜以上放置し、船で水際まで引き上げて中に潜んでいるうなぎをすくい取る漁法です。
「ヒゴ釣り」は、細く削った竹の先に返しのない針を結びつけた漁具(ヒゴ)にドジョウやミミズなどの餌を刺して、川岸のうなぎの潜んでいる穴に差し込んで餌に食いついたうなぎを引きずり出すという漁法です。
「ズズクリ」は、凧糸にミミズを15匹ほど刺し通して、折り畳んで束にしたものを竹の先に結びつけたもので川底を小突いて食いついたうなぎを釣り上げるという漁法です。
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